2021.07.15
おおさか調査委員会 編集部

二転三転するオンライン授業体制。3度目の緊急事態宣言下で起こったこと

パソコンの配布が間に合い、満を持して行われたオンライン授業ですが、松井市長は「実施する」と言ったり、実施したもののすぐやめてしまったことで、多くの混乱を招きました。

3度目の緊急事態宣言(令和3年4月〜6月20日)

令和3年4月19日
松井一郎市長
「オンラインのシステムはこの4月から全ての小中学校で稼働できるようになっているので、休校にはしないが、自宅で過ごせる子供たちについてはオンライン授業を選択する形を取る。子供たちの学ぶ権利もあるので、授業はオンライン授業を選択する形を取る。子供たちの学ぶ権利もあるので、授業はオンラインで実施する」

令和3年4月23日
松井一郎市長
「1人1台は(パソコンを)確保できた。授業の内容が子どもたちには届けることができる状況にはもってきた。突貫工事でやりましたが、これを活用しようと」

こうやってオンライン授業が市長の号令で決まりました。その後、実際に緊急事態宣言に入ります。

令和3年4月25日
大阪市小中学校のオンライン授業が開始されますが、トラブルが続出してしまいました。

令和3年5月17日
松井一郎市長
「子供の重症事例は発生しておらず、感染者数も徐々に減っている。24日からの通常授業に戻したい。子供たちにとって対面授業は本来の姿で一番いい。それが可能な状況になってきた。現場の状況を考え、判断した」

令和3年5月24日
オンライン授業取りやめ通常授業に

令和3年6月20日
緊急事態宣言が解除される

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オンライン授業は名ばかり、その実態とは…
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